放射線技師とは?
初めまして!
ゆしなと申します。
この記事では放射線技師ってどんな仕事をするのか紹介していきたいと思います。
僕は放射線技師として普段はレントゲンやCT、MRIを撮影しています。他にはバリウムの検査や、アンギオグラフィー、放射線治療、核医学検査などがあります。たくさん種類があるので1つずつ簡単に説明していきます。
1.レントゲン
健康診断の時の胸部レントゲンが一番有名ですね!他には怪我をした人の骨のレントゲンを撮影しています。骨折があるかどうかレントゲン写真を見て診断します。
ちなみに放射線技師は撮影して「ここに骨折があるな」と思っても診断をするのは先生になるので患者さんには言うことができません。患者さんによく聞かれますが言わないようにしましょう。
2.CT
CT装置はX線を見たい部位に360度から当てて体を輪切りに見ることができる機械ですね。
肺炎の検査や、癌の広がりや転移を見ることができます。
他にはエコノミー症候群の検査や異物を飲み込んでしまった時の検査にも使われます。
実は輪切りにした画像から縦切り画像や斜め切り画像に作り直すこともできるので、先生が病気を見やすい画像を作ることが大切ですね!
3.MRI
よく「CTとMRIの違いがよくわからないよ」と患者さんに言われます。同じような輪っかの中に入るのでわからないですよね(笑)
大きな違いはX線を使わないことです。なので、MRIは被曝をしない検査になります。MRIは説明するのが難しいのですが磁石を使って、体にたくさんある水を主に画像化しています。
CTとは違い、同じ部位の輪切りでも水を強調させた画像や血管のみを見せる画像など色々な撮影をしているので撮影時間が長くなってしまいます。
部位によって変わりますが、頭のCTの単純撮影が5分くらいだとするとMRIは20分くらいかかります。時間が長いので患者さんへの声かけをしっかりしましょう。
4.透視検査
透視検査ではバリウムを使った胃の検査が一番有名ですね!
健康診断でやったことがある人は多いと思います。
美味しくないバリウムを飲んで発泡剤とゆうガスを発生させる薬を飲んでげっぷを我慢するのは大変だと思います。胃がんを見つけるためにバリウムの検査したり、大腸がんを見るために注腸検査とゆうものもやります。
患者さんの協力が必要で回ってもらったりして胃壁にバリウムをつけて色々な角度から撮影します。
僕は胃の検査はやっていませんが、放射線技師の技術がわかるらしいので練習が必要ですね。
5.血管造影(アンギオグラフィー)
こちらは脳梗塞や心筋梗塞の治療や、不整脈の治療をおこないます。先生が造影剤とゆう血管を見る薬を入れて、造影剤が流れてくるタイミングでX線を出すことで血管の走行や形を見ています。
カテーテルと呼ばれるチューブのようなものを血管から病気のあるところまで入れていき治療していきます。
心筋梗塞や脳梗塞は時間との勝負なので緊迫感のある検査になります。
6.放射線治療
先進医療の保険適応や、技術の進歩で最近注目を集めてきた分野になるかもしれません。
放射線を当てて手術をしないでがんを小さくする治療になります。小さくすることで手術適応になることもあるそうです。実は当てる放射線の種類によって効果が違います。当て方にも種類が多く、検査と違い放射線量が多いのでちょっとしたミスが無駄な大量被曝になる可能性があるので注意が必要です。
7.核医学検査
核医学はやってる病院が多くはないので聞いたことない人も多いと思います。こちらは注射で体の中に放射性物質を入れて全身の癌の転移がある部位を見つけたりします。
体に放射性物質を入れのは怖いと思いますが、半減期とゆう放射線量が減っていく時間がとても短い放射性物質を使うので安心してください。
8.エコー(超音波)
僕の周りには居ませんが放射線技師もエコーの検査ができます。臨床検査技師がやることが多いですが稀に放射線技師がやることがあるそうです。
エコーではリアルタイムに体の中を見ることができ、胆のうポリープや結石、心臓の動き、あとは妊娠した時の赤ちゃんを見る検査になります。
主な仕事はこのような感じになっています。少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。説明をしたので長い記事になってしまいましたが、これから隙間時間で見れるような短い記事にしていこうと思います。