レントゲン撮影
健康診断では胸部レントゲン一枚で撮影が終わりますが、怪我をして骨折の疑いがある場合は基本的に正面と側面の二方向撮影します。
中には二方向に斜位や軸位といった斜めの角度から撮影して、目的部位がよく見えるように撮影依頼があることもあります。
病院で撮影する胸部レントゲンでは正面と側面を撮影することがありますが、背骨が曲がっている(側弯)の方だと肋骨も曲がっているので綺麗な側面が取れないこともあります。
そんな時は過去の画像と見比べて許容範囲かどうか確認することが必要です。 あまりにも左右のズレが大きいと撮り直しになることもあるので気をつけてください。
僕がレントゲンの中で難しいと思った撮影は膝の側面でした。どこを触れば膝が真横になっているのかわからず、何度も撮り直しをしました。
僕がポジショニングをする時にやっていたのは、患者さんを寝台に横向きで寝かせたら、撮りたい膝の外果と内果(外側と内側)を触って、患者さんの膝を動かした時に足が床と平行に動く角度を探していました。そのまま足を寝台に下ろすと、大体踵(かかと)側が浮く体勢になるので足首の下に少しクッションを入れていました。
それでも人によってそれぞれ形が違うので撮った画像を見て、角度を合わせるようにしてました。
これは誰もがぶつかる壁だと思っています。(もしかして自分だけかな、?笑)膝の側面は先輩の放射線技師にコツを聞くことをお勧めします。
膝の側面や肩のスカパラYとゆう撮影は放射線技師の腕が試されます。(他の撮影にも善し悪し?センス?は見られますが‥)
今日最初の腕が試される撮影が上手くいくとその日のモチベーションも上がるので練習はしっかりとしましょう。
それに、自分が撮れる撮影が増えると仕事も楽しくなってくるので、社会人一年目は大変ですが撮影方法や解剖の勉強をすることをオススメします。
色々な撮影ができるようになってくると「胸部レントゲンつまらないな」と思うこともあると思いますがつまらなくなるほど撮影したら次は何が見えているのか細かく確認するようにしましょう。
健康なのか何か病変があるのか判断できるようになれば、さらにステップアップに繋がります。
仕事に慣れてきたら、患者接遇や教えてもらった撮影方法を思い出してみるのも良いかもしれません!
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
まだ3年目の技師が偉そうにすみませんでした、これからも放射線技師について書いていきたいと思いますのでよかったらまた読んでください。
そろそろ国試で出そうなところも書いていこうかと思いますので学生の方もよかったら読んでみてください。
それではまた次回もよろしくお願いします。